茶でも飲もうぜ

塞翁が馬な日々

スペース

本棚が欲しい。あと、二個くらいは欲しい。

が、それを置くスペースがない。

 

私はいい歳して実家暮らしである。

で、私の部屋は5.5畳である。

たしかに、一人で過ごすには申し分ない広さであるが、いかんせん、本棚が置きづらい。大きめの本棚が一つ、カラーボックスが一つ。これでなんとか本を収容しているわけなのだが、まだ足りない。もっとスペースが欲しい。

最近、新しく始めた仕事の関係上、学術本も多く欲しいし、漫画熱が再燃してきたので、漫画用の本棚も欲しい。ああ、足らない。まだまだ足らない。

足るを知る……か。

 

最近、巷では「断捨離」が流行っているらしいが、私はできそうもない。

本を集めたくて仕方がない。ついでに金があるなら、服もあれこれ欲しい。

ああ、スペースが欲しい。となると、家が欲しい。

 

絶賛、欲望上昇中である。

気分は上々だ。

 


mihimaru GT - 気分上々↑↑

 

私はまだまだ仏教徒の教えには従えそうもない。

座禅は組みたいのだが、それは脳みそを活性化させたいがためだ。

「足るを知ろう!」

と言われると、まあ、分からんでもないけど欲しいし!

と、思ってしまう。

だって、まあ、私には若干収集癖があるようだから。これは、どうしようもないのだ。

「そんなこと言っても、死んだときにあの世にもっていけないよ!」

と言われたら、こう言い返そうと思っている。

「だからこそ、生きているこの時間に、思う存分収集してやるんだもの!」

 

というわけで、まだまだ私にはスペースが足りない。

将来の夢は、広い書庫用の部屋がある家に住んで、本を思う存分集めてやることだ。

夢想するだけで、むふふ、だ。

 

人間の欲望は、時にエネルギーになる。それでいいのだ。

まあ、行き過ぎるとバランスを欠く。そういうときは、やっぱり業を刈り取ることになるのだから、まあ、あれこれ言う必要はない。やりすぎれば、勝手に自滅するものだ。

 

最近、色々見ていて思うのは、「人間ってどうしてこんなに他人の生活とか生き方に茶々を入れたがるわけ?」ということだ。

好きなようにさせたって、まあ、大丈夫だろうに。

迷惑を被る人間がいる?

じゃあ、あなたは人に迷惑かけずに生きていけるだけの自信があるわけですか。

すごいね、ってかんじだ。頭良いんだね。

 

まあ、人間だからこそ、なんだろうなあ。

人間は人間に無関心ではいられない。どうしても考えてしまうし、考えれば言いたくもなる。しかし、どうも声がでかい人がいるのだ。

もう、鬱陶しい。うるせえ。

でも、ひそひそも、もっと鬱陶しい。

いっそのこと、拡声器とかマイク使って陰口叩いて欲しい。

 

いい加減、自分の人生に集中しろよって言いたい。

他人の生活見てる暇があったら、自分の好きなことに集中してろよって。

その方がエコだしさ。

 

どうせ、勝手に生きるしかないのだし、勝手に生きてろ。

こっちも勝手に生きさせてもらうわい。

 

とか、ちょっといらいらすることもたまにある。

だから、人生って楽しいんだなあ。

 

ある意味、スペースの奪い合いなのかなあ。ずっと。

価値観も置くためのスペースが必要だったりするのかねえ。

まったく難儀なことだよ。